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健康に関する、この情報ってホント? これって常識なの?

日進月歩の医療の最新情報やウラ話、新常識、テレビでおなじみの健康番組のネタ話などを解かりやすく解説。

だまされない賢い患者・消費者になるために必要不可欠な知ってて損なし情報の数々。
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冷感湿布、温感湿布どっちを選ぶ?
聞き耳を立てる
 仕事柄、よくされるのが
「温湿布と冷湿布、どっちを貼ればいいんですか?」
という質問だ。
そしてその答えはというと
「好きな方を使えば良い」である。

 ただし、これは貼り薬(ハップ剤)の話。

 ハップ剤はよく見ると温感・冷感と書いてあるはずだ。そもそも温感湿布も冷感湿布もサリチル酸メチル、メントール、カンフルなどを含み、その効能は一緒で、温感湿布にはそれらに加え、トウガラシエキス(カプサイシン)が入って、その刺激で熱く感じるだけだ。
 普通、患部が熱を持つ、急性期の痛み(ぎっくり腰や捻挫などの炎症期の痛み)には冷感湿布を使うが、温感湿布を使ったからといって悪化することはない。

 温感湿布は、カプサイシンの刺激がかなり強く「温かい」というよりはむしろ「ヒリヒリする」と表現する方があっている感じで、剥がした後にお風呂に入って、火傷したところをお湯につけた時と同じような痛みがしてビックリした方も多いと思う。
 ゆえに、肌の弱い人はどんなときでも温感湿布は使わないほうが無難とはいえるが。

 しかしこれが、物理療法の
冷罨法(れいあんぽう)(冷却療法)・温罨法(おんあんぽう)(温熱療法)
となると話は変わる。

 これらは実際に冷やしたり、温めたりするわけだから効果がある分、使い方を間違うと悪化をすることもある。
 温罨法は家で行う場合、蒸しタオルや携帯カイロなどを利用して行う。最近はレンジで温めて使うホットパックもあるので便利だ。

 適応は、慢性痛で肩こりや関節の痛み、慢性腰痛などで温めることで血行を良くし、組織の柔軟性を増加、鎮痛を計る。
 急性の損傷で炎症を起こしているとき、特に出血を起こしてるときは禁忌だ。
 用いる時間だが、一般に温熱の物理療法的効果は30分間といわれている。
 カイロを張ったりして長時間温めても、効果が上がるわけではない。一番良いのはインターバルを置いて、温めることを繰り返すことだ。

 冷罨法は冷菓などについてくる保冷剤で大き目のものやアイスノンなどのコールドパック、濡れタオルを凍らせたものを用いる。

 適応は、急性痛で捻挫や筋違え、ぎっくり腰その他の組織の損傷に伴う炎症が起こっている場合で、組織を冷やすことによって炎症による血管の拡張を防ぎ発痛物質の生成を抑制することと、冷やすことによる麻酔効果による鎮痛だ。
 慢性の筋の痛みに行うと血液の循環が悪くなり、かえって筋肉の硬直を招く。
 具体的な方法は、冷やすことによる痛みが感じられなくなるまで(約15分ほどでそうなる)冷やし、そのあとは患部が通常の温度になるまで置いておく。要するに1時間に付き15分冷やすことを数回繰り返すということだ。

 「腰は冷やしてはダメ」と妄信して、腰が痛いと何でも温めようとする人がいるが慢性の鈍痛や急性期を終えて回復期にかかっている状態以外は冷やす方が効果がある。

 実際、物理療法的にも冷却療法のほうがその効果に価値があるといわれている。

 手軽さを求めるのではないのなら自宅での温熱療法・冷却療法をお試しあれ。


 
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