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健康に関する、この情報ってホント? これって常識なの?

日進月歩の医療の最新情報やウラ話、新常識、テレビでおなじみの健康番組のネタ話などを解かりやすく解説。

だまされない賢い患者・消費者になるために必要不可欠な知ってて損なし情報の数々。
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抗生物質と風邪
病院
 風邪で内科を受診すると、咳止めや解熱剤などの対症療法的な薬とともによく出されるのが抗生剤(抗生物質) 。

 よく耳にし、口にする(又は塗布する)薬だが、何かよく解からずに服用されている方が多い。

 薬の説明でよく書いてあることは、"菌を殺す薬" と言う文章。

 ここで気をつけないといけないのが "菌" と言う言葉。

 風邪やインフルエンザなどの原因になるのは "ウィルス" で "菌" とはまったく違う生物である。

 たとえば大きさにしても、細菌の大きさが約0.5〜4μmに対してウィルスは20〜250nmしかない。( 1 nm = 0.001 μm = 0.000001 mm )

 非常に大雑把な計算だが人間の大きさを地球として、細菌が幼稚園児くらいで、ウィルスにいたってはモルモットかマウスくらいらしい。

 両者の違いは大きさだけではなく、細菌は1つの生物として必要なものはすべて持ち、自分自身で増殖することが出来る。

 ウィルスはタンパク質の膜にくるまれたDNAと言う構造で、他の生物の細胞の中に入ってしか増殖できない。

 細菌は増殖時の毒素によって症状を起こすが、ウィルスは増殖した後に細胞を破壊することになどよって症状を引き起こす。

 そして、一番重要なことは

 抗生物質は
   細菌には有効だが、ウィルスには無効という事だ。


 ドクターが風邪に抗生物質を処方する大義名分は、体力消耗時の細菌感染の予防だが、抗生物質に予防効果がないことが調査で判明し、厚生労働省が2004年5月に出した指針にも「風邪に抗生物質は無効。細菌性二次感染の予防目的の投与も必要ない」との文章が明記された。

 また、抗生剤を多用することが耐性菌(抗生物質が効かない細菌)を作り出すことになり、重篤な院内感染を起こすなどの弊害が起こり、問題となっている。

 にもかかわらず、未だに風邪で抗生剤を処方する開業医が後を絶たない。

 あきれたことに彼らの言い分は
「患者を手ぶらで帰すわけにはいかず、患者も欲しがるので処方する」だ。

 無意味な抗生剤を欲しがらず、出されたら必要であるかを問うことが賢明な患者の条件と言える。



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| 薬学に関する情報 | 11:49 | - | trackbacks(0) | pookmark |
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