CATEGORIES
SPONSOR LINKS




NEW ENTRIES
RECENT TRACKBACK
MOBILE
qrcode
LINKS
PROFILE
OTHERS
 
健康に関する、この情報ってホント? これって常識なの?

日進月歩の医療の最新情報やウラ話、新常識、テレビでおなじみの健康番組のネタ話などを解かりやすく解説。

だまされない賢い患者・消費者になるために必要不可欠な知ってて損なし情報の数々。
<< プール熱大流行の兆し | main | DHAなど不飽和脂肪酸の効能 >>
ジェネリック薬品、使うべきか使わざるべきか?
病院
 最近テレビのCMでも耳にするようになった

「ジェネリック薬品」

 簡単に言うと特許切れ薬品のコピー商品であり、特許切れと同時に雨後の竹の子の如くゾロゾロ出て来るのでそれを揶揄して、別名「ゾロ」とも言う。

 オリジナル薬品(ブランド薬品ともいう)に比べ、価格で約半額から8割と低価格で、患者の負担減、膨らむ医療費の抑制に効果があるということで、厚労省がその利用を推進している最中である。

 こう書くと、個人的又国策的にメリットがあり、言うことなしの商品のように思えるが、内情はそれ程簡単なものではないらしい。

 先に、コピー商品と書いたが、文字通り100%化学式が一緒のものであれば当然同じ効果があるのだが、ジェネリックの承認申請では約80%以上の一致で同等とみなされるためこの20%以下の不一致の部分が問題になるとの事。

 新薬の製造承認には20数種類に及ぶ薬理効果、安全性、臨床試験成績等の資料の添付が求められるが、一方ジェネリックは、前者のデータをある程度利用できるため、安全性に関する試験結果、オリジナル薬品との生物学的同等性など3、4種の資料で事足りるということだ。
 言い換えると、基準が甘くなる可能性がある事と数%の不一致分がオリジナルと同等の効果、安全性があると断言すること困難にしてるということだ。

 実際に、ジェネリック薬品を使いたがらない医師は多く、「自分に対してジェネリック薬品を用いるか?」のアンケートにほとんどの医師がNO!と答えていることに現れている。やはり、安全性という面で先発メーカーに信があるということだろう。

 しかし、ジェネリックにすべてがそうと言う訳ではなく、むしろ一部の心無いジェネリック薬品会社の商品が足を引っ張っているらしく、ほとんどは効果も同等との事だ。

 同等といわれるジェネリック薬品に変えたとたん効果がなくなったり、副作用が出たりすることがあるという医師も少なくないとの話だが、問題はそれらの情報を知るのは医師や薬剤師のみでユーザーである患者は蚊帳の外に置かれているということである。

 改善されるにはこれらの情報が隠蔽なしに厚労省や薬品会社にフィードバックされ、それ相応の処置がなされる必要がある。
 世界的に見るとジェネリック先進国であるドイツ、イギリスでは金額ベースで20%前後のシェアを持つジェネリック薬品は、日本では5%そこそことまだまだ少ないが(2002年調べ)、厚労省の促進策も伴って2007年度には8%のシェアになるとの予測が出ている。

 ジェネリック大手、沢井薬品株式会社の昨年の調査によるとジェネリック薬品の処方を希望する患者は90%以上の高位で安定しているが、実際の処方を頼んだ患者は3%前後、処方された患者に至っては1%前後との結果であるらしい。

 そして、処方を依頼しない理由が「頼み方、頼むタイミングがわからない」「お医者さんに意見をするのに気が引ける」「誰に頼むかわからない」などであるのが興味深い。
 要するに、使いたいが使い方がわからないという事と医師に対する遠慮だ。

 医師に対して屈託なく意見が言える環境をつくり、医薬の情報開示とそれに対する厚労省の対応こそが、ジェネリック薬品を患者と社会の救世主となすか否かの命運を握っているのである。

 慢性疾患で長期服用している薬があり、薬品費用が負担になっている方は一度担当医師に相談し、正直な意見聞いてはいかがだろうか、医師には患者の意見を真摯に受け止める義務があるのだから。


参考・引用:日医工株式会社 ジェネリック医薬品について
治験ナビ 治験・医療用語集<ジェネリック>
万有製薬メルクマニュアル医学百科 ブランド薬とジェネリック薬
沢井製薬株式会社 <ジェネリック医薬品>認知状況推移調査2005年9月改訂版pdf 


ためになったと思ったら、クリックお願いします。 人気blogランキング

| 薬学に関する情報 | 12:38 | - | trackbacks(0) | pookmark |
http://h-column.ky-buster.com/trackback/109585