
言葉としてはすっかり定着した
「セカンドオピニオン」
もちろん意味はご存知の通り 「主治医以外の第三者的立場の医師から意見を聞く」 ということだが、最近ではそれを専門に受け入れる
「セカンドオピニオン外来」を取り入れる病院が増えてきた。
セカンドオピニオン外来では、専門医師から診断と意見(助言)を聞けるだけで、診療や検査はその中に含まれず、文字通りのセカンドオピニオンだ。
相談には、診療情報提供書(主治医からの紹介状)と検査データ・画像診断データなどの資料の提出、また転院目的や訴訟を目的でない事、診療費等についての相談ではない事など制約はあるが、本人以外の家族でも相談できる(本人の同意書が必要)ところが多い。
ただし、基本的に自由診療扱いで保険が利かない。
今年の診療報酬の改定で、診療情報提供書の発行(¥5,000)が保険適用 になり、¥1,500で済むようになったのは有難いが、受け入れ機関によって費用が¥7000〜¥40,000とばらつきがあるのがいただけない。
大学病院にいたっては教授いくら、助教授いくらと担当医師の位によって相談料に差があるところまであって、「白い巨塔」そのままである。
多くが30分単位で料金設定されているので、せめて弁護士のように目安を設定してもらいたいものだ。
相談する方も弁護士に法律相談をする時のように、時間に制約があるので
「何が疑問で、何を知りたいか」など、要件をまとめておく必要がある。
料金的には問題があるものの、制度としては定着しつつあるセカンドオピニオン外来だが、やはり今でも快く思わない心の狭い医師や患者自身の遠慮が完全なる定着を阻んでいるとの事。
主治医がファーストオピニオンをしっかり患者に伝える事(理解してもらう事)に努めることと、不安な患者心理を理解して、こころよくセカンドオピニオンに協力できるようにする事が医師への信頼をさらに高める事になるのではないだろうか。
セカンドオピニオン外来を医療不信の巣窟にしたくないのは医師も患者も同じだ。